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【注意!】仕事のための人脈作りはメンタルヘルスを損なう可能性が

[ Work ]2015/01/18 18:27

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仕事がうまくいかないときなど、「仕事で大事なのは人脈作り」と、ビジネス交流会に行くこともあると思います。しかし、こういった努力が裏目に出る可能性があるという驚きの結研究果が出ています。トロント大学が出した論文(1)によれば、仕事のために人脈を作ろうとするとメンタルヘルスを損なう可能性が高くなるとのこと。

実験では306人を対象に、仕事のために人脈を作る場面(ワリのいい仕事をもらうために名刺を渡しているシーンとか)をイメージしてもらったそうです。すると、人脈作りを想像したグループは、そうでないグループにくらべて2倍ほど、心身ともに汚れた気分になるケースが多かったそうです。

研究者によると、

友情や感情的なつながりを求めて自然なコミュニケーションを取る場合とは違って、なんらかのメリットのために人脈を作ろうとすると、無意識のうちにモラルの感覚に傷がつく。これは、道徳的に見て自分が汚れたように感じる状態だ。この現象によって、私たちは人脈作りに臆病になり、仕事のパフォーマンスも落ちてしまう可能性がある。

とのこと。仕事のために無理に人と付き合うと、知らぬ間に精神的なダメージを受けた上に、仕事の能力も落ちるかもしれない、と。怖い結果ですね…。

ただし、一方で著者たちは、人脈作りの有効性も指摘しています。同じ論文には165人の弁護士を調べたデータもあって、積極的に人脈作りをする人は”より”金持ちになる傾向があった上に、出世した弁護士ほど罪悪感を覚えることが少なかったそうです。この原因については不明ですが、一度人間関係の頂点に立てば罪悪感は減るといえるかもしれませんし、逆に罪悪感を感じない人間がトップに立つという話なのかもしれません。

ということで、人脈作りは間違いなく大事な一方、メンタルヘルスを損なう危険性もあるという結果でした。このジレンマを解決するために、研究者たちは「たとえ仕事のための人脈作りでも、互いにメリットのある関係を模索する」ことを提案しています。やはり、他者のメリットを考えて行動するのが仕事の成功においてもメンタル面でも良いといえるでしょう。ビジネスにおいても、他者のことを考えて行動した結果、自然とつながってくような関係性が大事ということですね。

credit: Freelancers Union via flickr
Licensed material used with permission by Paleolithic Man
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Happyw編集部