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「成功しても幸せになれない!?」科学的に明らかになった新しい成功法則

[ Movie ]2015/09/16 06:00

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仕事や長期的なキャリアにおいて、どんな目標を立てていますか?

収入を増やして家族を幸せにしたいとか、尊敬される結果を出したいとか、人によっては不労所得でセミリタイアしたいとか、「成功して幸せになろう」と、日々努力されている方が多いのではないでしょうか。

しかしもし「何かしら成功した結果、幸せは得られる」のは誤りで、「成功して幸せになるのではなく、幸せだから成功する」としたらどうでしょうか?

さらに「幸せの前に成功を目指す」ほど、幸せが遠のくとしたら?

そんな驚くべき研究結果を伝えるのはハーバード大学一番の人気講師であり、起業家でもあるショーン・エイカー氏。今回は彼の著書「幸福優位7つの法則」からご紹介します。
Playing the game

成功しても幸せになれない理由

世界的にも企業や学校で広く教えられる成功法則「がんばれば成功できる。成功すれば幸せになれる」が間違っている理由として、ショーン氏は脳の働きについて伝えます。

脳は何かしら成功するたびに、成功の条件を再設定することが分かっています。良い成績を取れば、もっと良い成績を取れば成功と再設定します。同じように、良い学校に入ったら、さらに良い学校に入れば成功。良い仕事に就けたら、さらに良い仕事に就けたら成功と。


もし、成功の先に幸せがあると思っていたら、成功するたびに幸せも先送りにしてしまうということですね。達成した直後に感じる幸せもありますが、「もうちょっと成功すればもっと幸せ」だと考えてしまうと、幸せ感も減ってしまいます。これはもったいないですね。

ポジティブ状態の脳は高性能。だから成功する。実際に生産性は31%向上

では、なぜ「幸せだから成功する」のでしょうか。その理由として、ショーン氏はポジティブな状態の脳の効能について伝えます。

脳がポジティブな状態になると、実際に知能が上がり 創造性が高まり、活力が増大します。具体的には、ポジティブな状態の脳は ネガティブな状態の脳より31%生産性が高くなります。例えばセールスで37%成績が上がります。医者はポジティブな脳の方が19%早く正確に診断するようになります。


つまり、脳はポジティブな状態の時に本来の能力を発揮するので、幸せを感じていれば結果が出やすくなる。結果として、より成功しやすくなるということです。

ショーン氏は「一日わずか2分半、21日間のポジティブエクササイズ」で脳をポジティブ状態にすることが出来ると言います。

具体的なトレーニング方法
・ポジティブ日記:過去24時間のポジティブな体験を日記に書く
・運動:行動が大切であることを脳に教える(編集部注:5分程度からでOK)
・瞑想:1つのタスクに集中できるようになる
・意識して人に親切にする
・何かを楽しみにする
・何か体験するためにお金を使う
・強みを発揮する

これらのポジティブエクササイズを日々の生活に取り入れることが、自分だけでなく、職場のチームにも有効と伝えています。

まとめ:今この瞬間も幸せな、無理のないライフスタイルを始めよう

「成功するから幸せになるのでなく、幸せだから成功する」いかがだったでしょうか。仕事において、結果を出すために無理しているのに結果が近づいてこない・・。そんなときは脳が本来の力を発揮出来なくなっているかもしれません。

こういった「幸せが結果を生む」という研究結果が、個人レベルにとどまらず企業経営に活かせるとして、ショーン氏の研究はグーグル、コカ・コーラ、IBMなど世界的企業で採用され成果をだしています。また、今回の内容には含まれませんがマインドフルネス、レジリエンス、心の知能指数(EI = Emotional Inteligence)など、いずれも幸せ感の向上に強く関係する概念が、企業文化や組織構造を変えていこうとしています。

「ワークライフバランス」という言葉が使われるとき、仕事に対するマイナスなイメージを含んでいる場合もありますが、働く場所が幸せな場所でもあれば、より素晴らしい「ワークライフバランス」が出来上がるのではないでしょうか。今後はそういった企業経営のトライアル事例も実際にご紹介していく予定です。

ショーン・エイカー氏によるTED講演「幸福と成功の意外な関係」はこちらから

Photo:For The Gold By United States Marine Corps Official Page

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Happyw編集部