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10年後と1年の目標は同時に考える―科学的にベストな年間目標の立て方【実践幸福学】

[ Work ]2015/01/27 11:30

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年の初めには1年の目標を立てるのに、暖かくなるころには忘れてる、なんてことありませんか?
でもきっと、多くの人が2015年の終わりにも良い一年だったと感じたいですよね。
楽しみながら目標も達成できる、目標の立て方のポイントをお伝えします。

科学的に幸福になる方法を研究している”幸福学”の第一人者、慶応義塾大学SDM研究科委員長の前野隆司教授に聞くシリーズとして、今回は科学的に幸福になれる年間計画の立て方のポイントを伺いました。(先生の著書「幸せのメカニズム」のご紹介記事はこちら

科学的に正しい目標の立て方

happyw:「一年の計は元旦にあり」とたくさんの方が毎年はじめに計画を立てますが、実際幸福につながるものなのでしょうか?そうだとしたらどんな計画の立て方がより良いですか?

前野:そうですね。そもそも目標持つことは幸福感が高まるという研究結果があるので、計画を立てることは幸福に繋がりますね。元旦に計画を立てることに特別な意味があるか?という研究は記憶にありませんが、1年間という期間が絶妙だと思いますね。

別の研究で長期的な目標と目の前の目標が一致している人は人生満足度が高いというものがあります。長期的目標は5年や10年の期間で、目の前の目標は1日や1週間くらいの期間です。

これらに対して、1年という期間はちょうど間の長さで、目標としてもちょうどいい中間目標になるんです。長期的目標と目の前の目標が一致しないことがあっても、1年を計画することがそれら二つをつなげようとする意識を生み出すので、結果的に幸福感が高まる方向に進みやすいと思いますよ。

どうせなら、正月に1年の計画と10年の計画と一生の計画を立てる方がいいですが(笑)

happyw:たしかにそうですね(笑)

嫌なことがあって気持ちが落ち込んでいるときに計画を立ててもいいのか?

happyw:では、嫌なことがあって気持ちが落ち込んでいるときに計画を立ててもいいのでしょうか?

心の状態がよくないときには視野が狭くなったり、今後の可能性を信じられなくなるという研究がありますが、そういうときに計画を立てるとあまりいい計画が立てられない気がします。たまたまそういう時期にあたってしまう人はどうしたらいいですか?

前野:1年の計画の悪い点もあるんです。例えば「今年の目標は飛躍だ」と決めたのに、2月や3月に入って振り返ったりしない人がいますが、これは計画を1年でしか見ていない場合の弊害ですね。そもそも計画というのは見直すべきものです。

嫌なことがあったときの計画がパッとしないものであっても1、2ヶ月したら気分も変わっていたりするじゃないですか。時にはもっと気分が落ちていることもあるかもしれませんが、それでも構いません。定期的に見直しながら、気分がいいときの計画を使っていけばいいんです。

ですので、1年よりも短いスパン、例えば春の計画、夏の計画も作っていくことも重要です。計画を立てるときは見直しも含めて考えるとなお良いですね。

理想は「自分の人生の目標と、1年後の目標と、ここ1日か一週間の目標をいつでも答えられること」ですね。それが幸福感につながります。

happyw:なるほど、よく分かりました!

まとめ

・目標持つことは幸福感が高まるので目標は立てた方がいい
・長期的な目標と目の前の目標が一致している人は人生満足度が高い
・出来れば1年の間のもっと短いスパンで目標の再設定・見直しも行う
・自分の人生の目標と、1年後の目標と、ここ1日か一週間の目標をいつでも答えられるようにする

いかがだったでしょうか?
長期的な目標と短期的な目標は一致しているでしょうか?
もし違っていたら、ぜひ今日明日にでも見直してみましょう。


次回は「占いからコーチングまで―幸福学からみるスムーズな目標の探し方

心のスイッチ、見つけよう -HAPPYW(ハッピーウー)-

Happyw編集部