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「自分に自信がない?」でも気にしない。自信と成功は関係ないとの研究結果

[ Work ]2015/03/11 17:24

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「自信が無いから一歩踏み出せない」と感じるときってありますよね?そして、自信をつけるために、出来ることからコツコツやったりしていませんか?実は自信があっても能力は高くならないし、人生も上手くいかないという論文の方が多いのです。

自信の有無と、能力の高さや成功は関係ない

有名なのはフロリダ州立大学の心理学者ロイ・バウマイスターによる2003年論文(1)で、自信の有無は能力の高さや成功とはまったく関連がなかったことを示しています。ポイントとしては、

自信が高くても、別に仕事の能力は高くならなかった。
自信が高い人は、長期的には嫌われやすかった。(最初は好印象だが、その後は人が離れていく)
自信が高くても、リーダーシップが高いわけではなかった。(偏見や差別を増大させる)


といったもの。逆に、自信が高い人は自分のことを成功者だと感じやすいため、自信がない人よりは幸福感が高いのがメリットとのことです。

同様に、2011年のカリフォルニア大の調査でも、自信が高い人ほど「他人のものも自分のものとしようとする」ような、攻撃的で差別的な傾向が高かったそうです(2)。自信の高さがナルシシズムに結びつくのが要因のようです。

こういった研究結果にも関わらず、今でも「自信=成功」のような図式が消えないのはなぜでしょうか?バイマウスターはこのように伝えています。

自信の高さがもてはやされるのには、いくつかの複雑な原因がある。わたしたちは客観的な成果を重視するが、自信を持っている人の多くは、自分の成功や幸福を大げさに伝えがちだからだ。また、自己弁護が多い、うぬぼれの強いナルシストが多いのも原因だ。

成功者に自信家が多いのは、あくまで成功して自信がついたからで、決して自信があったから成功したわけではないとも強調しています。原因と結果の方向が違うわけですね。
Mirror (Want)

鬱病増加の原因は「自信があることを肯定する教育」

同じように、ポジティブ心理学(※)の創設者である大御所、マーチン・セリグマンも、50年代から鬱病が増えたのは、「自信があるのはいいことだ」と教える教育や文化が原因ではないかと指摘しています。(2) 自信の高さと現実の能力が食い違って、鬱状態に入りやすくなるのが原因のよう。こうして見ると、自信の高さは長期的な幸福感も損なう可能性が大きそうですね。

個人や社会を繁栄させるような強みや長所を研究する、近年注目されている心理学のいち分野です。幸福学でもこの分野の研究を参考にしています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。前に進めないときに「自信を持て」というアドバイスをされることや、時にはすることもあると思いますが、そのアドバイスにはちょっと注意が必要ではないでしょうか。

自信が無くても、その時点で選択できる中から選び、まず一歩踏み出すことをHappyWではオススメします。その時の選択は、あなたの長期的な目的と合致したものにすると幸福感が高まりますよ。

pic from flickr Business Woman / 125303894@N06

Licensed material used with permission by PaleolithicMan

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Happyw編集部