HAPPY W

【モノより感謝】「全てを味わい尽くす」ことでもっと幸せに愛せる【実践幸福学】

[ Life ]2015/03/10 21:36

9769happy

科学的に幸福になる方法を研究している幸福学の第一人者、慶応義塾大学SDM研究科委員長の前野隆司教授に聞く【実践幸福学】シリーズです。今回は相手をどう愛するか?について伺いました。先生の著書の紹介はこちら

takashi_maeno_660

より幸せになりたいなら、贈り物よりも感謝の言葉。心でつながるとより幸せに

HappyW:バレンタインに限りませんが、プレゼントを渡すことと、感謝の言葉を贈るのではどちらがよいですか?

前野:基本的にモノによる幸せよりも精神的な幸せの方が大きいです。ただ、そういうことに気がついていない若い男性もいるでしょうから、そういう人には物を送ったほうが、その時点ではいいかもしれませんね。僕の場合はチョコレートよりもメッセージが欲しいタイプです。

装飾品をもらう方が嬉しい女性の場合はチョコを贈る方が多いかもしれませんが、心がこもった手紙を送ってみるのもいいと思います。

HappyW:モノに戻りますが、同性の友達に送る「友チョコ」なんかもいいですよね?

前野:もちろん感謝すると幸福になるのは幸福学の鉄則ですね。チョコを贈る側手がチョコを作るときは相手のことを考えて作ります、受け取る側もそれを想像するわけですからね。そういう心のつながりが大事なのだろうと思います。

HappyW:感謝の気持ちとそれを伝えることでのつながりですね。

相手との関係を満喫すればもっと幸せに

HappyW:大きな話ですが、「どう愛したらいい」と思いますか?

前野:情熱的に愛したらいいと思います。

HappyW:えっ!?

前野:好きだ!!って(笑)

HappyW:(笑)

前野:(幸福学的に言えば)「味わい尽くす」といいですね。自然体であらゆることを満喫する人の方が幸せです。駅で抱きつきたくなったら我慢するのではなく、抱きつけばいい(笑)

一方で怒りたいときは怒ることも「味わい尽くす」ことです。相手や周囲から「良く見られたい」と我慢すると、心が深く通じ合うチャンスを失うことにもなりえます。

一回喧嘩して「好きだから怒ってたんだ」というところまで行くようにすれば、より絆が深まる可能性があります。だから本気で「ガンッ」と遠慮無くあたって砕ければいいですね。実際は砕けないほうがいいけど、そんな風に思い切りやるのが良いでしょう。もちろん喧嘩して別れたら大変ですので、気配りとか優しさとも一緒にあったほうがいいと思います。

繰り返しになりますが、優しさで我慢するとか、言いたいこと言わないとか、距離をおくような優しさはいらなくて、優しさで殴るのがいいです。これが味わい尽くすことになると考えています。

HappyW:先生の奥様はどうでした?

前野:うちですか?ノロケみたいになるんですけど、うちのかみさんはめちゃくちゃ優しいんですよ。怒らないんですよね。

それで上手く行っている面もあるかもしれません。僕が怒っていても喧嘩にならないんですよ。すごく感謝してます。

そのお蔭で僕が成長できたところもあります。僕が怒っていても、相手が愛で受け入れてくれていると、自分を省みるんですね。

HappyW:そのお話に関連しますが、「我慢しているわけじゃなく、ただ相手のために生きている人」はどうでしょうか?

前野:相手のために生きることに成長を感じるのであれば、それも幸福につながると考えられますね(自己成長の因子)。おそらく脳の構造が違うんだろうと思います。利己的なところが少ない人ですね。

HappyW:では、「依存」の裏返しとして彼に尽くして満足な気になっている場合は?

前野:自分に気づいて自立していくことですね。

HappyW:やはりそこでもいろいろな人と話したりしながら、自分と相手との関係性を見直していく形ですね。

前野:そうですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。感謝の手紙は時間がかかっても、感謝の言葉は今日からでも贈ることができます。また、あなたのやりたいことは周りを気にせずやってみる「味わい尽くす」アプローチ、ちょっと冒険のつもりでぜひチャレンジしてみてください。

pic from flickr Valentine’s Day / msvg

心のスイッチ、見つけよう -HAPPYW(ハッピーウー)-

Happyw編集部