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占いからコーチングまで―幸福学からみるスムーズな目標の探し方【実践幸福学】

[ Life ]2015/02/04 15:00

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科学的に幸福になる方法を研究している幸福学の第一人者、慶応義塾大学SDM研究科委員長の前野隆司教授に聞くシリーズです。今回は目標の探し方について伺いました。すでに目標を持っている方はぜひ困っている方にお伝えください。
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■目標を持っていない人は誰かと話をしてみよう

happyw:前回は目標設定のポイントを伺いました。では、目標を持てない人に対してアドバイスはありますか?例えば学生さんで目標が見つからなくてモヤモヤしている人が私の周りにたくさんいます。

前野:確かに大学生に聞くと、半数くらいの人は目標を持ってないんですね。その中には、目標が無くて焦っている人から「そのうち見つかるでしょう」と気楽な人もいますね。

happyw:後者はまだいいですね。

前野:まだいいけど、いずれにしても目標を持っていないと幸福感は下がっていると思います。解決策としてはコーチングを受けるのもいいと思います。

happyw:え?コーチングは科学的ではない手法も多くないですか?幸福学の観点から言うとどんな解決方法がありますか?

前野:まず、気楽に人と話してみることが大事でしょうね。

自分の強みや性格がどう見られているかとか、ちょっとでも見えているなら目標について聞いてみてください。要は自分が何に向いていて、何にすると目標達成できるのか?自分ではわからない場合が多いんです。

そして頭で考えたってわからないことが多い。だから実際にやってみて「これは得意」、「これは苦手」という風に感じていくことです。そのために、ものすごく小さいトライアルをやってみることを勧めます。小さい方が気楽にやれるでしょう。
(編集部注:強みを活かすと幸福感が上がるという研究結果があり)

前野:例えばあなたが「総理大臣になりたい」と言ったら、「お前向いてないよ」という人もいれば、「あなたのような人になってほしい」と受け入れる人もいるかもしれません。これは自分が考えているだけではわからないことです。こういった反応をもらいながら深めていくわけですね。

さきほど触れた、コーチングの良い面は本当に聞き出そうとするところです。なかなか普段はそういう話をしにくいでしょうから。

行動に移すキッカケとしては占いもあり

前野:そして、幸福学から考えるなら4つの因子で考えるのがいいと思います。例えばさきほどの話の「誰かに話してみること」は「ありがとう!」因子(つながりと感謝の因子)に関連しますね。

「目標見つからなくてもいいや」と気楽にいろいろやってみるのは「なんとかなる!」因子(前向きと楽観の因子)です。具体的な行動としては週末ごとに新しいところに行ってみるとか、新しいことをやってみることでしょうね。

その意味では占いもアリなんですよ。仮におみくじで凶が出たり、西に待ち人来たりとか占いで言われたら何かしら行動を促されるわけじゃないですか。そういった行動に繋がっていくキッカケも大事です。

happyw:例えばおみくじとか、パワーストーンを買って安心しきって全く行動をしなかったらだめですよね。

前野:そうですね。もしプラスの意味を出すなら、心の不安で動けない人が、安心できて、かつその次のステップとして行動できたなら意味はあると思います。

happyw:依存しなければいいと。

前野:そうです。そして、やるかやらないか迷ったら気軽にやってみてください。

前野:他には「あなたらしく!」因子(独立とマイペースの因子)だったら、周りの目を気にして話ができないことがないか?と振り返ってみるなどですね。行動の妨げになりますから。

もし「目標」というのが話しにくい内容に感じるなら、「今日何したい?」を自問したり、人に話してみるくらいからでもいいでしょう。ちょっとした「これやりたい」にも「あなたらしく」を意識してね。

happyw:ありがとうございました!

■まとめ

①多様な相手に話してみる。あなたの強みや何に向いているか?何をしたら目標達成できるかなど。

②小さなトライアルをやってみる。やる内容はなんでもいい。

③別の因子で攻めてみる。自分を振り返ってみて4つの因子で伸ばせそうなところから気楽にいろいろやってみる。

皆さまいかがだったでしょうか?幸福に目標を探すならまず行動してみることです。その一歩は人に話してみることから。ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。すでに目標が明確な方も仲間が増えるかもしれません。
次回もお楽しみに!

心のスイッチ、見つけよう -HAPPYW(ハッピーウー)-

Happyw編集部