HAPPY W

(後編)シェリル・サンドバーグが語る「女性のリーダーが少ない理由」

[ Movie ]2015/01/18 18:33

7801happy


FacebookのCOO(最高執行責任者)である、シェリル・サンドバーグは、それ以前にも世界銀行やマッキンゼー、Googleと輝かしいキャリアを持っています。キャリアウーマンのイメージを持たれる彼女がTEDで語ったのは、意外にも女性の社会進出について。

その後大きな議論を巻き起こした内容は、本「LEAN IN」に纏められてベストセラーにもなりました。女性必読の内容です。

本記事は、彼女がTEDで語った内容の書き起こしを掲載しています。

この記事は前編・後編の後編です。
前篇はこちらへ


■スピーカー
シェリル・サンドバーグ氏/Facebook・COO

■見出し一覧
・トップに立つ女性、 経営幹部職や役員の僅か15〜16%
・女性を職場に留める3つのポイント「交渉」「対等」「留まる」
・その1:交渉 自身の能力を低く見積りがちな女性は、交渉しないので出世しない
・女性は手を挙げ続けなければけない

・その2:対等 収入と責任が同じ家庭では 離婚率が半分
・その3:留まる 真の決断の時まで、アクセルを踏み続けなさい

 

■動画
シェリル・サンドバーグ:何故女性のリーダーは少ないのか(2010)

(読了予測時間:3分30秒)


■その2:対等 収入と責任が同じ家庭では 離婚率が半分

2番目のメッセージ : パートナーと対等になること

家庭と比べて職場での進歩の方が大きいと私は確信しています。それはデータに如実に表れています。女性と男性がフルタイムで働きながら子どもがいる場合、 女性は男性の倍にも及ぶ家事を行い、女性は男性の3倍もの育児を行うのです。

彼女の2、3の仕事に対し、彼のは1つだけ。誰かが家にいなければならないときに退職するのは誰でしょうか?この問題の原因はとても複雑で、ここで扱えるものではありません。日曜日のスポーツ観戦や普段の怠慢が原因でもないと思います。

原因はもっと複雑なのです。社会全体において、我々は女子よりも男子に成功するよう求めるのです。キャリアを持った女性を家庭から応援する男性も知っていますが、大変なのです。公園デビューした母親の輪に入り、そこにいる男性を見てみると、他の母親が彼には関わらないことに気がつきます。

世界で最も困難な仕事である家事や育児をより重要な仕事として分担し、女性を職場に留まらせるとするならば、これは両方の性にとって大きな障害となります (拍手)。同程度の収入と同程度の責任分担を持つ家庭では離婚率が半分であることが調査により分かっています。

それでもまだやる気にならないというのであれば、彼らは他にも — この舞台でどういえば良いのかしら? — 性的な点からもお互いをよく知っているのです(歓声)

■その3:留まる 真の決断の時まで、アクセルを踏み続けよ

3番目のメッセージ : 最後まで留まる

非常に難解な皮肉ですが、女性が職場に留まろうとしながら起こす行動により、 — 私はそれを常に見ているのですが — 実際のところ最後にはそこを去ってしまうのです。

つまりこういうことです : 我々は皆忙しく、それは女性も同じです。そして彼女は子どもを持ちたいと考え始めるのです。そして子どものことを考え始めたそのときから、子どものための余裕を確保しようとするのです。

「他にもやることがあるのに、どうやってそんなことをするというの?」彼女は文字通りその瞬間から、手を挙げなくなってしまうのです。出世を望むこともせずに、新しいプロジェクトにも参加せず、「私よ、私がやるの」と言うこともなく、 気が抜けてしまうのです。

問題というのは、– 例えばその日、ちょうどその日に妊娠したとして、妊娠に9か月、3か月間の出産休暇、6か月間かけて休息をとる –2年間の早送りでした。

私がよく目撃するのは、それよりかなり前に考え始める女性です。婚約するとき、結婚するとき、子づくりを始めるとき、それも長期間かかるかも知れません。ある女性がこの件で私のところに来ました。私が見たところ彼女は少し若く見えたので、「それで旦那さんとは子どもについて考えているの?」と聞くと「いいえ、結婚していないんです」と言うのです。彼女には恋人もいませんでした。 「そういうことを考えるのは もっとずーっと後で良いのよ」と言いました。

ここで私が伝えたいことは 緩やかに積極性を失うと何が起こるのかということです。すでに経験したことのある人なら誰だって分かることでしょうが、家庭に子どもがいるようになると、すぐに職場から帰れるようにしておかなければなりません。子どもを家に残すというのはそれほど大変なのです。

仕事は刺激のあるもので、評価されるものでなければなりません。自分が重要なことをしていると実感できなければなりません。2年前に出世に飛びつかなかったとき、隣にいる人がそのチャンスを手に入れる。3年前に新たな挑戦を止めてしまうと、うんざりしてしまう。

アクセルを踏み続けておくべきだったのです。最後まで留まって下さい、その場所に。アクセルを踏み続けて下さい。子どものために休みを取り、離れなければならないその日まで。そして決断が本当に必要になるそのときまで、早すぎる段階で決断をしないでください。特にあなたが無意識で行っている決断をです。

残念なことにトップの数が我々の世代で変わることはないでしょう。変化していないのです。私の世代で産業界のトップにおける人口の50%が女性になるなど、まず起こらないでしょう。

でも将来の世代ではできると期待しています。世界にある国の半分が、そして企業の半分が女性により運営される世界は、今の世界より良い場所のはずです。女性用トイレの場所をみんな知っているということだけではありません。それも良いことでしょうけれど、より良い世界のはずです。

私には2人の子どもがいます。5歳の息子と2歳の娘です。息子には職場や家庭で 十分に貢献できる自由を持ってほしいですし、娘には勝るだけでは無く、自身の業績により人から好かれる自由を持てるように。

ありがとう(拍手)

pic from dazeinfo


心のスイッチ、見つけよう -HAPPYW(ハッピーウー)-

Happyw編集部