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「ストレスは悪いもの」はウソ!?意識次第でストレスはメリットに

[ Work ]2015/07/18 06:00

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ストレスは悪いもので、出来るだけ減らすべきと一般的に言われます。では、その考えが思い込みであり、その思い込みこそが、ストレスの悪影響を引き出しているとしたらどうでしょうか。

ハーバードビジネスレビューによると、イェール大学のアリア・クラムとピーター・サロベイの新しい研究(英語論文)や、『幸福優位7つの法則』の著者ショーン・エイカーは、「ストレスを違う視点から捉えることで、プラスの影響を得ることが出来る」ことを伝えています。

■そもそもストレスとは?

ストレスとは、一般的に「困難や災難を経験(あるいは予期)すること」で、これは人間がもっている本能的な身体反応です。

一言でいえば、身体に「活」を入れるための反応で、覚醒レベルと集中力を高め、行く手を阻む障害に対処するために、肉体的・心理的な準備を整えるのです。さらに、ストレスが免疫機能を高めるという証拠もたくさん存在します。

また、ストレスは気力を高め、明晰さを増し、状況をより正確に把握できるようにし、障害を克服する過程で自信を強める効果もあります。


つまり、ストレスは悪者であると見られていますが、良い部分も持っているわけですね。勝負ごとに挑むときの適度な緊張感もこれにあたりそうです。

■「ストレスに対する意識の持ち方」で人生の満足度が変わる結果

前述のクラム、サロベイ、エイカーは「ストレスに対する意識の持ち方」がストレスを良い物にも、悪いものにも変える要因であることを突き止めました。

研究では、ストレスを悪いものだと考えている人々(大多数が該当するといってよい)を「ストレスは衰弱要因」と考えるグループとし、反対に、ストレスが学びと成長につながるなどの言葉に賛同した人々を、「ストレスは向上要因」と考えるグループとして定義。

ある国際金融機関の400名近い従業員を対象として、まずはストレスに対する意識を調査。その結果、「ストレスは向上要因」と考える人々は、(「ストレスは衰弱要因」のグループと比べて)より健康で、人生への満足度が高く、仕事のパフォーマンスでも優れていたのです。


■ストレスへの意識は変えられる

あなたがほとんどの人と同様に「ストレスは衰弱要因」だと考えて生きてきたとしても、それを悲観する必要はないそうです。

研究には続きがあり

対象者に対して、3分間のビデオを次の1週間に何本か見てもらいました。内容は2パターンのうちいずれかで、健康、パフォーマンス、自己成長に対してストレスのよい影響を描いたものと、悪い影響を描いたものでした。結果、よい影響のビデオを見たグループは、健康状態と仕事のパフォーマンスがかなり高まったと答えました。


他の調査でも、「ストレスは向上要因」だと考える人々は、より生産的な行動を取ることが多いという結果が示されています。(たとえば、ストレスのある仕事で他者にフィードバックを求めるなど)。生理的にも、ストレスに反応するホルモンである、コルチゾールの分泌量が適正になるそうです。(多すぎても少なすぎても良くない)

■困難を「つらいこと」ではなく、「成長のチャンス」と考える

これらの研究結果をまとめると、「ストレスがあなたを打ちのめすのは、あなたがストレス=悪と思い込んでいるから」と言えます。

昔から「ピンチはチャンス」という言葉があり、かのアインシュタインも「”In the middle of difficulty, lies opportunity.”困難の中に、チャンスがある」と言います。一見すると根性論のような話ですが、意外にも科学的にも正しいことが分かりました。

困難や課題に直面した時に「つらい作業だ」と考えがちですが、これからはひと呼吸おいて「学習と成長のチャンスになる」と、捉えてみてください。結果、実際に幸福感が増し、より健康に、そして時に有能になれることでしょう。

強いストレスの下で無理に考えるのは難しいかもしれませんので、軽めのストレスがかかっていることに気がついた時に、是非試してみてください。その時は他人視点で考えるとより効果的かもしれません。(参考記事:悩みを解決したいなら、そんな自分に「他人のつもりで」アドバイス





参考)
ベストセラーになった「スタンフォードの自分を変える教室」の著者、ケリー・マクゴニガルのTEDでのプレゼンテーションでもストレスのプラスの効果について語っています。是非参考にされてください。

TEDトーク: ケリー・マクゴニガル 「ストレスと友達になる方法」


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Happyw編集部